【プロポーザル】TAC様、よろしくお願いします【行政書士試験対策講座等】

行政書士

(本日のコンテンツ)
1 提案
2 提案の趣旨

皆様、おはようございます。

今後、行政書士試験に合格し、開業する人たちが新たなツールを得ることができるよう、本日は、私が中小企業診断士試験の際、大変、お世話になった予備校(TAC)に対する提案を書いておこうと思います。

もし、TAC関係者の方が、この記事をお読みいただけたのであれば、是非、御検討ください。

1 提案

2022年07月24日

TAC株式会社

代表取締役 多田敏男 様

円谷広志

行政書士試験対策講座等に関する提案

行政書士を志す方々の開業を手助けするとともに、御社の一層の発展に寄与するため、行政書士関係の講座等に関し、次の提案をいたします。

⑴ 行政書士試験対策講座等の提供に当たり、早稲田セミナーとの整理・統合を図ること。
⑵ ⑴の整理・統合により得られるリソースで、行政書士実務講座を充実させること。
⑶ ⑴及び⑵に当たり、企業内人材(特に中小企業診断士)を幅広く活用すること。

2 提案の趣旨

1の⑴及び⑶について

御社が早稲田セミナーを吸収してから、既に、13年が経過しておりますが、少なくとも、行政書士試験の対策に関する書籍は、合格革命シリーズなど早稲田セミナーブランドの書籍と元からのTACブランドの書籍を重複販売しておられます。

ところが、特に、昨日及び一昨日に苦言を呈させていただいた「みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集」については、「合格革命行政書士40字記述式・多肢選択式問題集」の劣化版としかいいようのない出来であり、同種書籍を重複販売する理由が全く理解できません。

もし、販路等の関係で、どうしても、TACブランドの販売が必要なのであれば、中身を「合格革命行政書士40字記述式・多肢選択式問題集」に置き換えて、表紙だけ「みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集」にしてはいかがでしょうか。

そのくらい、「みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集」の出来は悪く、整理・統合により、品質向上を図ることが急務かと思います。(「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集」も、程度の差はあれ、同傾向です。同書は、小手先のテクニックに走り過ぎで、同じカテゴリーである伊藤塾の「行政書士試験過去問集」に大きく見劣りしていますから、合格革命グループに、同書の刷新を任せてもいいのではないでしょうか。)

確かに、企業の実質的な吸収合併では、異なる企業文化の軋轢を避けるため、整理・統合を緩やかに進めることがセオリーですが、さすがに、13年は長すぎます。御社も上場企業なので、この程度のことは、十分、御承知だとは思いますが、現にできておられませんので、この機に、例えば、マネジメントスキルを持つ御社の人材を幅広く活用されてはいかがでしょうか。

特に、中小企業診断士は、お役に立てるはずです。

1の⑵及び⑶について

1の⑴が完了すれば、余剰リソースが生じるので、このリソースを、行政書士実務講座の充実に振り向けてください。

といいますのも、行政書士は、合格後すぐに開業できる魅力がある反面、他の士業と異なり、公式の登録前講習等が存在しないことなどで、初めて行政書士業務を行う人達には不安が多く、ひよこ狩りなる詐欺まがいの行為を行う不心得者まで跋扈しているからです。

御社も、こういった現状は御存じだと思うのですが、TACの行政書士実務講座は、最低限のラインナップに留まり、ここでも伊藤塾には、量・質ともに大きく水をあけられています。

伊藤塾は、司法試験でこそ、業界トップですが、御社に比べれば、企業規模は小さく、行政書士の実務講座にここまで力を入れるのは、かなりの決断であったと思います。

何故、その決断に至ったのか、伊藤塾の真意は、私には分かりませんが、「合格後を考える」という伊藤塾の理念からの帰結なのかもしれません。

とはいえ、だから御社にも伊藤塾と同じ考えを持てというのではなく、ここは、純粋にビジネスとして捉えた場合も、これらの事実から、行政書士試験合格者の一定数が起業支援を求めているのだと理解し、当該合格者らの顧客生涯価値を引き上げてはいかがでしょうか。

具体的には、実務講座等、行政書士の開業に特化したサービスを提供することで、合格までだけでなく、合格後も、かつて受験生だったお客様とWIN-WINの関係を構築するのです。

そして、新サービスを起業支援の切り口で考えるときには、特に、起業支援に経験のある中小企業診断士が役立つはずです。

是非、御検討ください

以上

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