行政書士は、王道を往け!

行政書士

(本日のコンテンツ)
1 古典(4P)的に考えてみる
2 士業の不思議
3 行政書士は、王道を往け!

皆様、おはようございます。
あるとは思うのですが、皆様、ラーメン屋に行ったことがありますか?
結構、大勢の方が、「行った!行った!何回行ったか分かんないよ!」と言いそうに思いますが、もし、仮に皆様がラーメン屋を生業にしようと思ったとしたら、まずは何をしますか?

1 古典(4P)的に考えてみる

「よーし、ラーメン屋やるそ!」と意気込んでも、普通は、最初から、人を使う大規模な?営業は難しいから、ワンオペでできる範囲で、色々なことを考えるのでしょうが、ここでは分かり易くするために、古典(4P)的な手法で、ちょっと整理してみます。

  • Product:あっさりか、こってりか、細麺か太麺か、替え玉ありかなど…
  • Price:一杯数百円の大衆志向で行くのか、一杯三千円の高級志向で行くのかなど…
  • Place:目抜き通りの一階を狙っていくのか、ちょっと固定費の低くなる2階以上でいくのか、もっと固定費の下げられる隠れ家型でいくのかなど…
  • Promotion:地元紙に折込を入れるとか、ポスティングをするとか、看板(電光掲示板)を上げるとか、SNS集客をするのかなど…

まあ、実際は、持続可能な経営になるよう、時には妥協しながら、事業計画を練りに練った上で、人によっては金を借りて清水の舞台から飛び降りるつもりで、開業に踏み切るのでしょう。

ちなみに、ラーメン屋さんの開業には、飲食店の「許可」が必要なので、開業前には、あらかじめ、「許可」も取ることになります。

2 士業の不思議

ところが、士業の世界では、例えば、「行政書士の資格を取ったら食えますか?」とか、先程の例でいえば、飲食店の「許可」が取れただけで、ラーメン屋として食えるのかといった、逆立ちの議論が散見されます。

士業も、ビジネスという意味では、ラーメン屋さんと何ら変わりはないのだから(ラーメン屋さんの「許可」に相当するのが、士業の「資格」というだけ)、飲食店の「許可」が取れればラーメン屋で食っていけると思う人なんていないのと同じで、士業の「資格」が取れたからと言って、食っていけるかどうかなんて分からないですよね。

要は、独占業務の資格といっても、当該独占業務(ビジネス)の全体から見ればパーツの一つに過ぎないということなのです。

3 行政書士は、王道を往け!

だから士業でも、本来は、こういう流れになるはずなんですよ。

「憧れのアーリャさん(ヲ)とも結婚出来て俺の人生、絶好調、よーし、これからは、国際業務を頑張っちゃうぜ!」と、ビザ関係で開業しようと思ったM君は、行政書士の試験勉強の傍ら、必死に事業計画を立てています。

  • Product:自分と同じ境遇の人達の助けになるよう、ニッパイ(日本人の配偶者等ビザ)に注力するか、数の多い就労ビザに注力するかなど…
  • Price:ニッパイだと、普通は、一件10万円超なんだけど、実績もないので、10万円払い切りにしていくのかなど…
  • Place:ビザ関係の業務には、相談スペースが絶対必要なんだけど、自宅(アーリャさんとの新居)を事務所にするのは論外だから、郊外のレンタルオフィスで固定費を抑えようかなど…
  • Promotion:ロシア人コミュニティのSNSで集客をしてはどうかなど…

おおっと、ビザ関係の開業には、行政書士登録だけではダメで、ピンクカード(在留資格手続を扱う届出済証明書)も必要でしたね。これは行政書士登録後に取りましょう。

(ヲタク語録)時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
この作品のアーリャさんは、ロシア人とのハーフですが、何故かヲタク(♂)は、ロシア娘が好きなのです。この作品に限らず、ヲタク(♂)は、ロシア娘を以下略

さて、こういった許認可関係の業務は、行政書士の王道と呼ばれており、この王道を往かんとする方は、是非「早期に」行政書士試験に合格してください。

行政書士は、試験に合格するだけで、何と、開業できてしまうのです。(事業計画は、ちゃんと練ってくださいね。)

なお、王道以外の行政書士業務に民亊法務と呼ばれる分野があります。
この分野で活躍されている先生も数多くいらっしゃいますが、私は、お勧めしません。理由は、民亊法務は法律事件と紙一重の場所にあって、依頼者を弁護士につながざるを得ない場合がままあるから(=最後まで責任が持てないから)と、とりあえずは思っておいてください。

それでは、本日は、この辺りといたします。
皆様、今後とも、家内安全を第一に、無理のない範囲でお取り組みください。

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