【解説】行政書士試験【平成29年度】問題44

時短教材(平成29年度)

詳しくは、こちらで解説しています。

(センター解答)
①もっぱら行政権の主体の立場からなされ、②法律上の争訟に当たらず、③訴え却下の判決がなされる。

※ 丸数字及び赤字は、理解を助けるため、まるやが付したものです。

(まるや解説:標準)
受験生で、この判例(宝塚市パチンコ条例事件最判平14.7.9)を知らない人は、モグリと言われても…ぐらいに有名な判例です。なお、ここで問題になった「法律上の争訟」にも有名な判例(板まんだら事件:最判昭56.4.7)がありますので、併せて確認しておきましょう。

(最判平成14年7月9日)
宝塚市が,宝塚市パチンコ店等,ゲームセンター及びラブホテルの建築等の規制に関する条例(昭和58年宝塚市条例第19号)8条に基づき同市長が発した建築工事の中止命令の名あて人に対し,同工事を続行してはならない旨の裁判を求める訴えは,不適法である。
(最判 昭和56年4月7日)
訴訟が具体的な権利義務ないし法律関係に関する紛争の形式をとつており、信仰の対象の価値ないし宗教上の教義に関する判断は請求の当否を決するについての前提問題にとどまるものとされていても、それが訴訟の帰すうを左右する必要不可欠のものであり、紛争の核心となつている場合には、該訴訟は、裁判所法三条にいう法律上の争訟にあたらない。

(使い方)

  • 問題は、行政書士試験研究センターのホームページなどから御自分で用意してください。
  • (使い方)よりも上の部分をワードなどにコピーして使ってください。

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